2017年10月20日
【シリーズ41】 変額保険の活用 ~相続発生前の対策/生命保険による対策~
【シリーズ41】 変額保険の活用 ~相続発生前の対策/生命保険による対策~
相続に備えて生命保険契約を結ぶ場合に、変額保険を活用するケースがあります。変額保険とは生命保険のうち、その死亡保険金額や解約返戻金、満期保険金の額が運用に応じて変動するものをいい、投資信託などの仕組みを取り入れた保険ともいわれています。しかし、「保険商品」であるため、死亡保険金額については最低保障である基本保険金額が定められており、相続時には死亡保険金を受け取ることで生命保険金の非課税枠を利用したり、納税資金対策に活用することができるものとなっています。
効果とリスク
<効果>
・死亡保険金の基本保険金額が保障されているため、一般の終身保険と何ら変わることなく、納税資金の確保に活用することができる。
・一般的な保険よりも保険料が比較的割安で設定されている。
・書類が整えば通常1週間程度で現金を受け取ることができる。
・運用実績が良ければ、基本保険金額に加えて変額保険金額も受け取ることができるため、より多くの納税資金を確保することができる、
<注意>
・加入に際しては、契約内容を十分に理解し、慎重な検討をしなければならない。
<リスク>
・運用実績によっては、有期型の場合の満期保険金や中途解約した場合の解約返戻金が支払保険料を下回るおそれがある。